楽しい思い出だけが残る日まで

愛犬と海

実家に帰ってきました

風音と最後のドライブです

日帰りのつもりだったのですが

「今日、帰るから」と言うと

母が泣き出したので

泊まることにしました

こんな弱った母を見たことがあったかな

ちょっと出かけた父を待っている間

母と大好きな祖父や祖母の話をして

思い出のものを見たり、温かい時間

これも、ころと風音がくれた時間なんですね

夜は父とケンカ

数年ぶりのケンカで

子どもの頃を思い出して

ぐるぐるぐるぐると

泣き出す私を今度は母が抱きしめてくれました

ただただみんな悲しすぎたんですね

気まずいまま朝

「仲直り」と言いながら父に近づくと

父がハグをしてくれました

家族(人間)のことを考える時間ができた分

悲しいだけの時間ではなくなっていたように思います

風音は実家のお庭が大好きで

母のことも大好きで

父にもやっと慣れてきて

私がコンサートで泊まりの時

あずけても大丈夫だなと思っていたところでした

風音、ころ、たくと、チャム、チビ、チロ、メイ

みんなで走り回って遊んでいるかな

実家に犬がいないのは33年ぶりのことになります

父と母が心配で、帰り際「気落ちせんようにね」

というと、2人とも微妙な表情をして

少しの沈黙の後、母が

「その言葉、そのままかえすわ」

と言いました

みんなを思いあえる

だから同じ日を選んだのかな

風音、ころ

福岡へ無事に帰って来たメールをすると

母からこんな返信がきました

「楽しい思い出だけが残る日まで頑張ろう」

ものすごく心に染みました

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