元々決まっていた講師の方が体のことで出演できなくなり、急遽、人権コンサートのご依頼をいただきました。
以前、文化祭でコンサートをした場所で「急なお願いなんですけど…染矢さん、好評だったから。歌は続けては呼べないので、来年度の文化祭にでもと思ってたんですけど…。」とのこと。
イベントまで二週間をきっています。まず音響の確認をするのでと一旦、電話をきりました。
多分、厳しいなと思ったのですが、やっぱり音響が準備できなくて。
じゃあどうするか、10年前までは、音響を自分で持って行って一人でコンサートをしていたので、その方法があるけど…実は私、今また指を痛めておりまして。ピアノは簡単アレンジにしたらなんとか行けるとしても、機材や楽器が運べないんですよね。
それに、15年ぐらい前かな、憧れていた役者さんがやっとコンサートに来てくれた日は、それまでで唯一、備え付けの、しかも歌用じゃない機材でコンサートをした日で…。
「音が悪すぎる、歌を聴く以前の問題だ」と言われたんです。すごいショックで。でも今、思うと当然だし、とても大切なことを言ってもらったんだな〜ってわかります。音響って目立たないけど、めっちゃ大事!
ん〜、でもなあ、なんかないかな、なんとかならないかな〜と考えをめぐらせて……「そっか、歌わないで、喋ればいいんだ」と思いつきました。元々、人権の講演会だったみたいだし、お話用の機材は会場にあるみたいだし。
それを夫に話すと「あなた、すごいね。あなたの底力を感じるよ。歌の人なのに、歌なしで引き受けるなんて」と言ってました。あっ、そっか。そういえば、そうか。
困った時に思い出してくれたのも嬉しかったし、あちこちでコンサートをしてきて皆さんの頑張りも知ってるし、コロナの影響でコンサートは少ないし、なんかねえ、役に立ちたいって思ったのかな。
私『どうやったらできるか』しか考えてなくて…。
歌なしの講演会を提案した時、主催者さんも「えっ?」って戸惑われてたのも、そう言うことかなあ。歌う人、って思ってくれてるんですね〜、きっと。それもまた嬉しいなあ。
やったことないことって、不安だけど、ワクワクするんですよね〜
話、組み立てなきゃ〜
結果、また報告しますね〜
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