二年前に「ずいぶん先の話になるけれど」とお話を頂いた玉栄寺さんのコンサート。
本番は今年の10月。
先日、打ち合わせに行ってきました。
お寺の継職法要と親鸞聖人750回忌法要を一緒に行うそうです。
寺院関係の方々が参列する50年に一度の厳かな儀式だそうで…
プレッシャーです。
「いつかうちで歌ってほしいと思っていたんですが
染矢さんにはこの法要がぴったりだと思いまして…」
私を選んで頂いたことに感謝し、できること全部でのぞみたいです。
そこで…
ピアノだけのお仕事はしたことがないし
オリジナルをいつも歌っている染矢敦子に苦手分野のお話が(笑)
・仏教讃歌を数曲歌ってほしい
・越天楽を演奏してほしい
仏教讃歌って???
越天楽って???
この日の音楽をすべて染矢さんにお願いしたい。
そ~~んなこと言って頂いたら、もう!!たまりませんね。
頂いた仏教讃歌の本を読んで、涙がでました。
私の歌の歌詞ととっても通じる、というか同じことがたくさん。
私は宗教を語れるほど知らないけれど
キリスト教を信仰されてる方からは、キリスト教ですか?とよく聞かれ
仏教も宗派に関わらず、同じ教えの歌だとよく言われます。
意識せずとも受け継がれるものがあるんですね。
ひいおばあちゃん、祖父母、両親、今までの出会いにまた感謝の気持ちでいっぱいになりました。
越天楽は雅楽なんですね。
私もあちこちで聴いたことがあるので、みなさんも何度も耳にしていると思います。
ピアノ譜を探して毎日練習しています。
まだ弾けません(笑)
まさか、私がピアノのみの演奏をする日が来るとは!
しかも、越天楽!
しかも、ケガ後!
自分の歌なら、自分が弾きやすいようにすればいい。
与えられた最高のリハビリなんだと思ったら
また泣けてきました。すべてが有り難くて…。
2年前にもう用意されていたんですね。
そこに行くまでに経験しないといけないこともある。
それはきっと色んなことにおいて…
いまでも、まだまだの私だけど
いまよりもっとまだまだだった私を推薦してくださった方、選んで下さった方々
続けてきたこと、これで良かったんだって言ってもらっているようで
心が温かいです。
玉栄寺さんで越天楽を弾く日が
このエッセイ<いつかピアノが聴ける日まで>の最終回になるんですね。
そして、そこからまた新しい物語が始まる。
人生はドラマッティック☆☆
さあ、練習♪練習~~♪