人と関わるっていいね

多肉植物

「頑張らなきゃ。笑顔でいなきゃ。」って思うんだけど、体が動かなくなって涙が出てきた。
夫と優輝を心配させたくないから、別の部屋に行って、うずくまった。

しばらくしたら夫が見に来たので「ごめん、ごめん。ちょっとしんどくなって…大丈夫、ご飯の用意するね」とキッチンに向かった。

夫は何も聞かないで、洗い物をしたり、手伝ってくれながら「子供の頃、ヨーグルト凍らして食べてた。みかんも凍らしてた。色々凍らしてた。」と話し出す。それが妙に染みて、涙が出そうになる。
きっと鼻を赤くして「あなたの、どうでもいい話に癒されるわ」と私が言うと「どうでもよくはないだろう」と夫が笑う。

ただここにいる。生きている、今の私に心が戻る。


こんなこともあった。
近所の友人から「シュークリームたくさん頂いたので、もらってもらえますか?」と連絡が来る。玄関先で少しだけ何気ない話をした。心配ごとで潰れそうだった心が軽くなる。

父とのやりとり
「犬小屋、私にも作れる?」「無理やろう」「そっか、だよね」「買えばいい、買えば」「だって木の可愛いの高いもん」「いくらぐらい?」「二万弱」「それは厳しいなあ」
朝から何も手につかなっかったのに、サクサクと作業を始めることができた。

母の気持ちを明るく軽くしたくて、よく連絡をして、ハガキも送る。でも自分の心に余裕がなくなってちょっと間があくと、母が心配して連絡をくれる。そして何気ない話をして元気になって、次の日には、ハガキを送ったりする。

ネットのコメントやいいね、私の歌を好きでいてくれる方の存在にも日々、励まされている。

私はおうちが大好きで、犬が大好きで、一人の時間もへっちゃらだけど。
やっぱり人と関わるのっていいんだなと思う。一人でいると少しずつぎゅぎゅぎゅっと縮こまっていく心。それをほぐして、新鮮な風でさらっとならしていく感じ。
人は完全には分かり合えないし、優しくなれない日も、怖くなる日も、面倒臭くなる日もある。でも、やっぱり、人っていいものだよね。


↓ 書いていたら、このブログを思い出しました ↓

夢を見た「人もいいものだろ?」笑ってそう言ったのは、祖父だったかもしれない。
どっちの祖父だろう。二人とも大好きだった。

たくとと実家に帰った時、まだたくとが1歳ぐらいじゃないかな。いつもニコニコしている祖父に言われたことがある。
祖父の家の玄関で「犬ばっかりじゃなくて、人も大切にせんといかんぞ」動物好きで、優しい祖父にそんなことを言われたことがショックで、反発をした。けど、心に残っていた言葉。

そういえば、父にも同じようなことを言われて、大げんかしたことがあるなあ(笑)今やっとその言葉の意味がはっきり分る。
私は人が怖かった。人よりも犬を信じた。
今、私は人に支えらている。そして、きっと誰かのことも支えている。
洗い流される凝り固まった概念。今までも人に支えられていた。ただそこを見なかっただけ。
夢から覚めて変わっている自分に気付く。
祖父とも祖母とも、今なら語り合えることがたくさんあるんだろう。私の生き様を見ていて、いつか会えるその日に、胸を張ってまっすぐに見つめ合って、笑えるように。
人も動物も出会ったことを大切にしよう。起こる出来事を、与えられるものを、自分にできることを、大切に生かしていこう。
「人もいいものだろ?」うん、そうだね。良いものだね。温かいものだね。成長させてくれる有り難いものだね。
出会いに今日も感謝して…
2012.10.07 旧ブログより

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