年下の人
爪の間の土がとれなくて 傷跡も残ってしまった
思い出さないように関わりをすべて絶ったはずなのに
見つけた写真のあなたはあどけなく
破ることができずに泣いた
子供みたいな約束を 子供みたいに信じていた
体の割に大きな手が 私を守る そう信じてた
裏切りに心を痛めて 変わらない日常に苛立って
上手く行かない現実をあなたのせいにして逃げたくなる
ベールをあげる真似をして「誓いのくちづけ」あなたが言った
まっすぐキスをしたら 鼻がぶつかるねと笑い合った
残酷な思い出がいくつも私の胸に突き刺さっている
優しさも終われば嘘になる すべてを嘘にした別れの理由
いつか歳を重ねて あなたがどれだけ人を傷つけたか 気づくかな
気づいてくれたら 出会って良かったと思えるでしょう
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