君と僕の今を – 歌詞について –

愛犬たくと

昨日、動画を載せた歌のことを書いてみようと思う。今日は、愛犬たくとの命日だし。

これは私にとっては犬の歌。まっさらでまず聴いてほしいので、昨日は書かずにいた。

夢の中で走っているのは、愛犬チャム。中学の時にやってきた、私が最初に仲良くなった犬。あの河原は、父がチャム、チロ、チビを軽トラの荷台に乗せて連れて行っていた河原。
リードを外して、3匹は思いっきり走る。風のように、楽しそうに。

チャム
チャム
チロ
チロ

歌詞とは離れるけれど、その河原でのお話を一つ書きたい。当時、私は山口県に住んでいて、大分の実家に帰省した時に、チビが行方不明になったことがある。私も当時乗っていた古い軽自動車で探し回った。もう山口へ帰らないと行けない日、もう一度あの河原に行ってみると、そこにチビがいた。あの時の嬉しさ、忘れられない。大好きな場所だったんだね、チビ。
チビを車に乗せてお家へ帰る、父と母がどれだけ喜ぶだろうと思ったら、また嬉しくて嬉しくて仕方なかった。

チビ
チビ

犬にはかなわない。無償の愛も今を生きる力も、癒しも可愛さも、早さも。

ずっと一緒にいたいのに、どうしても先にいってしまう。あえて’逝って’と書かなかったのは、なぜかな。聴いてくれる方に受け取り方を任せたかったのか、その日が来ない方がいいと思ったからなのか…。

チャムが老犬になってからは介護は母がした。トイレの合図で母は大きな体のチャムを抱いて、外に連れ出した。
私が一人暮らしをして最初に一緒に暮らしたのが、たくと。散歩好きなたくとが、老犬になって散歩に行きたがらなくなっても抱っこして外に少しだけでも連れ出した。あずける重さ、体温、季節の日差し、覚えている。

いつか来る別れ。だから今を大切に。どれだけ大切にしても足りないぐらい、大好きで大好きで。



歌の印象、変わったでしょうか?(^-^)
古いブログを読むと、ワンワンライブの前日に作ったこと、号泣しながら作ったこと、病気の恋人を見送る物語を読んだことも歌詞に影響してると書いてありました。
もう一度、歌詞、載せておきますね(^-^)

君と僕の今を

僕は夢を見た 君の夢を
君が走る 満足の顔
早く早く あの河原を走る
君が走る 柔らかな風

どうしたって君に追いつけないよ
どうしたって君の愛にかなわないよ

だからそう君と僕の今を
毎日を一瞬を大切に
どれだけ大切にしても足りないんだ
避けられない一つの終わりは来るから


連れ出そう君を腕に
力を抜いて僕にあずけて
温かい君の身体
僕に馴染んだ君の体温

どうしたって君は先にいってしまうよ
何があっても最後までそばにいるよ

そこに君がいて僕はここにいる
その肩に降る桃色の花びらよ
どうか君の未来へ降り続け
新しい世界はまた君を祝福するだろう

だからそう君と僕の今を
毎日を一瞬を大切に
どれだけ大切にしても足りないんだ
毎日を 君と僕の今を
見上げる愛犬
風音

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